地球上のメタン濃度は1年を通して南半球よりも北半球の方が高い - JAXA
「いぶき」は、二酸化炭素とメタンの濃度を宇宙から観測することを主目的として打ち上げられた観測衛星。二酸化炭素やメタンは温室効果ガスとして知られており、気候変動のメカニズムなどの解明に向けて、その収支の精度などを知る必要がある。
今回の調査は、GOSAT搭載センサである「温室効果ガス観測センサ」の観測スペクトルから算出されたメタンカラム平均濃度(地表面から大気上端までの乾燥空気に対するメタン分子の割合)データを元に、世界、百数十点ほどある地上観測点での観測結果を組み合わせることで、2009年6月から2011年5月までの24カ月分の地球を43分割した地域に分けた形でのそれぞれの月別メタン正味収支を調べた結果、メタン濃度は1年を通して南半球より北半球のほうが高いことや、北半球の中でも季節や場所によって濃度が異なることが判明したという。
また、月別・地域別のメタンの正味収支量の推定値より、地域別の年間収支量が推定され、そこから、地球全体で見た場合、メタン放出量の多い地域が複数分布しており、それらの地域は人口密度の高い地域とおよそ一致していること、ならびに東南アジア域や、南米およびアフリカの南亜熱帯地域のメタンの放出が特に多いことが判明したとする。
さらに、地域別メタンの年間収支量の変化を求めたところ、特に亜熱帯域においては、これまでの推定結果に比べて放出量がもっと多いはずであると考えられる地域が多いことが判明したほか、地域によっては季節変動にも違いが見られることが判明したという。
今回の結果について研究チームでは、「いぶき」による衛星観測は地上観測ネットワークの空白域を埋めることで、特に亜熱帯地域の地上観測データのみでは捉え切れていないメタン収支に係る新たな情報を与える可能性が示されたとしており、こうした情報が、今後メタン放出に関する陸域生態系データベースの改善や、観測データに基づく炭素循環に係る新たな知見につながることが期待されるとのことで、今回の推定結果について、研究公募により採択された関連研究者などに提供し、海外の他機関による同様の解析結果との比較などを通してそれらの妥当性について評価・確認を行った上で、2014年夏までに一般に公開する予定だとしている。
提供元の記事
関連リンク
-
new
伊原六花主演『小麦とバターと復讐と』“復讐相手”は味方良介&寺本莉緒 小手伸也はテレビP役「佐久間宣行さんに見えてしまうかも」
-
new
深夜2時、隣にいるはずの彼がいない…?⇒小さな声が漏れてきて「私がいるのに…?」ゾッとする光景を目にした話
-
new
『キングオブコント』王者・かもめんたる槙尾、最高月収を告白 翌々年には収入激減「バイトしなきゃ」
-
new
timelesz橋本将生、『サ道』出演へ シリーズ8年目で新たな仲間 Jリーガー目指す社会人サッカー選手役 出演に「うれしかった」【コメント全文】
-
new
『救命病棟24時』杏花、第5シリーズの患者役から13年…看護師役で出演「このご縁に感謝」【コメントあり】