くらし情報『盛りがすごい! 山口県「バリそば」と「長崎皿うどん」の同一説を一蹴する』

盛りがすごい! 山口県「バリそば」と「長崎皿うどん」の同一説を一蹴する

そして特筆すべきは、そのボリューム。皿うどんの優に2倍はあろうかというサイズは、バリそばの大きな特徴になっている。それでいて値段は750円とぐっと安価。「ほとんど利益がないんだよ。早く引退したいんだけど、常連が許してくれない」と宮本さんは笑う。

ちなみに、先代の時代は麺を「揚げるのではなく、焼いていた」そう。今よりも更に柔らかかったと語る。代替わりのときにパリっとした食感を求めて、揚げるようにしたそうだ。
ちなみに油は、「サラダ油だとうまく揚がらないよ。うちでは長州どりの油を使っているよ」とのこと。

●information
春来軒
山口市大内御堀1246-5

○“ものすごい麺”だから「バリそば」

次に訪れたのは、「元祖バリそば本舗中市店」。オーナーのYさんに話を聞いた所、新たな皿うどんとの違いが飛び出した。「皿うどんは酢をかけるでしょう。でも我らがバリそばは、最初から酢が入っているんだよ。それにバリそば本来の麺は、柔らかいものだよ」。ちなみにこの店では、麺は「揚げる」のではなく「焼く」もの。
焼き加減も、バリかた、かた、やわ、超やわからリクエストができるというからスゴイ!

バリそばという名前の由来を教えてもらったが、それは想像を超えたものだった。

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