国内通信サービス市場、固定音声・法人WANが減少も全体は0.2%増 - IDC
IDC Japan コミュニケーションズ リサーチアナリストの鳥巣悠太氏は「モバイル通信サービスに求められる施策として、VoLTE(Voice over Long Term Evolution)の品質制御による差別化や、基地局設備を通じたユーザーのネットワーク利用体験の向上が重要になる」と述べている。
また同氏は「固定BBサービスに求められる施策として、Wi-Fiインフラを通じたモバイルトラフィックの負荷分散や、屋内の位置情報を活用したユーザー行動分析が必須になる。またネットワーク機能の仮想化技術を活用したインフラコストの削減も視野に入れる必要がある」としている。
さらに「法人向けWANサービスに求められる施策として、中堅中小企業市場に食い込むことが必須となる。加えて通信事業者は自社のWANのクラウド向けの機能を強化した上で、主要なクラウド事業者と相互連携する体制が求められる」とまとめた。