2023年9月25日 07:00
本能寺の変に臨む明智光秀(西島秀俊)、狂気の織田信長(加瀬亮)…映画『首』迫力映像
というのが最初の印象だったと明かした。
西島は『Dolls』(2002年)以来の北野組への参加となり「急遽追加になったシーンで大掛かりなセットを組んだのに1カットで終わったことがあった。準備にいくらかけても『ここは撮り切った、もう大丈夫』という判断、切り替えは当初と変わらない。今回も直前で追加になった大掛かりなシーンがあって、すごい労をかけたのですが、ヒキのカットを撮ってすぐ終わってしまう。そういったところに監督の美学を感じたし、ずっと変わっていないと感じた」と撮影中のエピソードを交えて振り返った。
一方で『アウトレイジ』シリーズにも出演した加瀬は「今までは助監督を通じて演出を受けていたが、今回は北野監督が直接現場に来て、一言ふた言おっしゃってくれることが多く、丁寧な演出を多く受けた感じがした」と話す。また「すぐ本番に行くという恐怖がある」と北野組を振り返るのは大森。何もするなという空気を感じながらも、役者として何もしないわけにもいかず「一度、どこまで許されるのか、北野監督との気配でせめぎ合うというか……でもこれは本当に怖い。
よっぽどのことがないと北野監督は『もう1回』っておっしゃらないんですよ。