昭和の残像 鉄道懐古写真 (47) 青梅線の石灰石輸送「専貨」の主だったED16
休日に臨時の直通特快が運転されると、貨物列車のダイヤが一部変更され、平日では見ることのできない貴重な交換シーンが出現しました。
ED16は、1931(昭和6)年から18両製造された中型電気機関車。
中央線や上越線で活躍し、一部車両は関西の阪和線にも転属しましたが、その後、1970年頃までに全機が立川機関区に集結し、おもに青梅線・南武線で活躍していました。
長年にわたり石灰石輸送に従事しましたが、製造から52年を経た1983年3月、ついに引退となりました。
ED16引退後、青梅線の石灰石列車はEF15やEF64が牽引しましたが、1998年8月にトラック輸送に切り替えられ、およそ100年におよんだ青梅線の石灰石輸送にも終止符が打たれました。
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