とし、インフレ抑制に対する強い姿勢を表明しました。
市場では中銀の引き締め策の強化が、リラ上昇の要因として注目されていることから、中銀によるこうした姿勢は、リラ相場の下支えとして機能していくと考えられます。
なお、中銀では、世界的に景気見通しが好転の兆しをみせるなか、同国経済の弱点といわれる経常収支の赤字は輸出の安定的な増加などにより、徐々に減少していくとみています。
輸入額が輸出額を大幅に上回る輸入超過が続くトルコでは、リラが大きく上昇すれば、経常赤字の拡大要因となることには注意が必要ですが、同国政府が輸出の拡大に取り組んでいることなどを踏まえると、中銀が想定している通り、経常赤字は政府の削減目標に沿って緩やかに縮小していくとみられます。
(※グラフ・データは過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。
)(2012年3月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】