くらし情報『マネーのトリビア (18) 以前よく耳にした「公定歩合」、最近聞かないのはなぜ?』

2012年4月16日 10:46

マネーのトリビア (18) 以前よく耳にした「公定歩合」、最近聞かないのはなぜ?

現在、金利の調節に使われているのは「無担保コール・オーバーナイト(翌日)物」のレートです。

これは、銀行どうしが日々のお金の過不足を調整するために1日だけお金を貸し借りするときの金利です。

日銀は政策決定会合を開いてこのレートの目標を決めます。

そして、金融機関から短期国債などを買うことによって資金を供給したり、逆に、日銀が短期国債などを金融機関に売ることで資金を吸収したりします。

そうやって、金利が目標値になるよう誘導しているのです。

このように、国の中央銀行がコントロールする金利を政策金利といい、他の国にもそれぞれ政策金利があります。

と、ここまでは、お金の貸し借りの期間が1年より短い短期金利の話。

1年より長い貸し借りに使われる長期金利は、短期金利をベースにしつつも、経済の先行き見通しや資金の需給の動向などによって決まるものなので、中央銀行がコントロールすることはできません。


長期金利のめやすになるのは、期間10年の国債の利回りです。【拡大画像を含む完全版はこちら】

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