骨に転移する確率が高いがんは、乳がん、前立腺がん、肺がん
さらに、転移性乳がんを例に挙げ、その治療指針を解説。
骨転移がみられた患者に対しての治療指針として、放射線や薬物での治療にと並行して、骨転移治療薬を投与していく必要があると訴えた。
高野医師によると、これまで、骨転移治療薬として使用されていたのは、「ゾメタ」、「アレディア」などの薬名で販売されていたビスフォスフォネートという薬のみであった。
しかし、新たにデノスマブが発売されることによって、患者の選択肢が増えたという。
ビスフォスフォネートとデスノマブの主たる違いは何か。
この点について、高野医師は、ビスフォスフォネートのひとつである点滴薬・ゾメタとランマークを比較しながら解説。
それによれば、ゾメタは十度の腎機能障害があると使うことができなかったが、ランマークは腎機能への影響が少ないため、腎機能障害のある患者でも使用可能だという。
また、ゾメタは15分以上の点滴で投与する必要があるが、ランマークは皮下注射で投与可能だと説明した。
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