2012年6月5日 10:32
ANA長距離路線に新プレミアムエコノミー--新シートは”ビジネスクラス並み”
全日本空輸(ANA)の国際長距離線で新「プレミアムエコノミー」が誕生した。
6月1日から始まったのは、成田 - シカゴ・ワシントンD.C.・ミュンヘン、羽田 - ロサンゼルス線の機内食にスパークリングワインとスープのサービスが加わるというサービスのレベルアップ。
エコノミークラスでスパークリングワインが楽しめる上、スープのメニューは定期的に入れ替えられる。
もう1つは、9月以降に順次設置される新しいシートだ。
新シートのプレミアムエコノミーは、エコノミークラスの最前前の壁で仕切られた独立したスペースに設置。
座席配列は、ボーイング777-300ERを例にとると、通常のエコノミーが横9列(2-4-3)なのに比べ横8列(2-4-2)と1席少なく、その分余裕が生まれ座席幅は約49cm(肘掛間)になった。
これはビジネスクラスの平均レベル並みの広さだ。
実際に座ってみると、「前世代(フルフラットになる前)のビジネスクラスを最新の技術でレベルアップした」といった印象。
エコノミークラスとのシートピッチの違いは4インチ(10cmあまり)なのだが、もっと広く感じる工夫が施されているのが分かる。