JR気仙沼線柳津~気仙沼間でBRT暫定運行開始、年内にハイブリッド車両導入
JR東日本仙台支社・盛岡支社は18日、気仙沼線柳津~気仙沼間で暫定的にBRT(バス高速輸送システム)のサービス提供を開始すると発表した。
沿線の学校の2学期開始に合わせ、8月20日より暫定運行を開始する。
東日本大震災で被災し不通となった同区間では、仮復旧としてBRTを導入。
年内の運行開始をめざし、準備が進められてきた。
このほど一部区間で専用道が完成する見込みとなったため、8月19日をもってミヤコーバスへの振替輸送は終了(本吉~気仙沼間の路線バスは継続)し、翌20日よりBRTの暫定運行を開始。
柳津~志津川間15往復、志津川~本吉間上り(柳津方面)17本・下り(気仙沼方面)20本、本吉~気仙沼間上り24本・下り25本のダイヤとなる。
BRTへはJRの乗車券で利用でき、バス車内では運賃を現金でも支払える。
専用道が整備されたのは陸前階上~最知間(2.1km)で、最知駅は駅舎も整備。
また、陸前階上駅と本吉駅では駅舎の改修が行われる。
気仙沼線の不通区間では、駅舎の整備・改修にともない、運行状況を確認できる「ロケーションシステム」を導入。
駅名標のQRコードを読み取ることで、携帯電話などでも運行状況を確認できるという。