兵庫県立歴史博物館で「江戸時代のペーパークラフト」特別企画展開催
兵庫県立歴史博物館では、7月21日(土)から9月23日(日)の2か月間にわたって、夏休み親子シリーズとして同館所蔵の「入江コレクションの組上絵」を中心とした「江戸時代のペーパークラフト」特別企画展を開催する。
展示されるのは「組上絵(くみあげえ)」で、江戸時代から明治にかけて子どもたちに親しまれていたペーパークラフト。
切り抜いて組み立てると、立体的な情景ができあがる、いわば「紙のジオラマ」だ。
組上絵は夏の風物詩として家々で飾られ、その後、子供向けの雑誌の組み立て付録のルーツとなったと言われている。
今回は、同館所蔵の「入江コレクション」の「組上絵」を中心に日本のペーパークラフトの伝統と歴史について紹介されるほか、地元兵庫県出身の吉田稔美氏が製作した「ピープショー」やニュージーランド出身のペーパークラフト作家トニー・コール氏の作品も展示される。
平面と立体の間「2.5D」の不思議な錯覚世界を体験できるというものだ。
開催期間中は、実際に明治23年(1890)の「新版みこしの組上絵の図」を作れる《ワークショップ「組上絵をつくろう!」》というイベントも実施。
開催日は、8月11日(土)