高速トリビア (10) 渋滞の知られざる原因、「サグ部」とは?
交通集中で発生する渋滞のうち、サグ部での渋滞がNEXCO東日本の渋滞の約70%を占めています。
サグ部で発生する渋滞のメカニズムは以下の通りです。
サグ部になったことに気が付かず、車両の速度が低下します。
後続車は、前の車両との車間距離を確保するため、ブレーキをかけ、速度が低下します。
後続車が次々とブレーキをかけ、車両速度が低下する車両が連続します。
渋滞が後方に伸びます。
サグで発生する渋滞の原因は、無意識に速度を低下させてしまうことです。
こうした渋滞は、気付かないうちに速度が回復して渋滞を抜けていることがあります。
そこで、LED表示板により渋滞の先頭位置をドライバーに知らせています。
速度回復表示板を設置し、渋滞緩和対策を実施しています。
実施の目的は以下の2つです。
渋滞のきっかけとなる、速度低下を抑制するため
渋滞が発生してしまった場合、通過する車の速度を回復させることで、より早く渋滞が解消するようにするため
LED表示板に「速度回復願います」と表示されている時が渋滞緩和のチャンスです!サグ部・合流部、追越車線の渋滞メカニズム、渋滞対策など、渋滞に関する情報を、ドラとらでも確認できます。
動画でも案内しているのでチェックしてください。
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