くらし情報『中国経済の減速が影響、2012年上半期の対中輸出は3年ぶりに減少』

中国経済の減速が影響、2012年上半期の対中輸出は3年ぶりに減少

日本の赤字額は、前年同期から2.6倍に拡大し、上半期ベースでは2007年以来5半期ぶりに100億ドルを突破した。

輸入の伸び率は前年同期比で大きく低下したものの、輸出が減少したことで赤字幅が大きくなったと考えられる。

2012年上半期における対中貿易の伸び率は1.1%で、対世界貿易の伸び率7.8%を下回った。

これにより、日本の対世界貿易に占める中国のシェアは19.3%と、前年同期の20.6%から1.3ポイント減少し、2008年上半期以来4半期ぶりに20%を割り込んだことが判明。

中国は現在、日本の最大の貿易相手国であるが、2位の米国のシェアは前年同期の11.7%から1.0ポイント上昇しており、対米貿易とのシェア差が縮まっていることが分かった。

輸出に占める中国のシェアは、前年同期比2.0ポイント減の18.0%で、2位の米国(17.1%)との差が0.9ポイントに縮小。

輸入では、中国のシェアは前年同期比1.0ポイント減の20.5%となり、上半期ベースでは前年に引き続きシェアが低下した。通年の見通しについては、中国政府による経済対策に伴う需要増は限定的と考えられるほか、工業生産も引き続き低い伸びにとどまると見られることから、日本の対中輸出も低迷が続くと予想。

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