市場は、2014年に3,869億円規模へ拡大 -ペットビジネス市場調査を実施
ペットフード市場は機能性や栄養価の高い製品に対するニーズが高まっている一方で、ホームセンターやGMSなどの量販店においてPB 商品の展開に注力する動きが見られ、消費行動の二極化が進んでいる。
しかし、ペットの高齢化や生活習慣病への対策として、今後、高付加価値製品の需要が拡大していくと予測される。
市場規模は、2011年の2,733億円から2014年予測2,911億円へ。
ペットケア用品市場は室内飼育の増加により需要も堅調に伸びているとはいえ、日常的な消耗品であるため価格が重視される傾向が強い。
それに加え、安価なPB 商品を展開するホームセンターやGMSが増加していることから価格競争が激化。
しかし、消費者ニーズに合わせた機能の細分化によって需要は拡大すると考えられる。
市場規模は、2011年の660億円から2014年予測685億円へ。ペット生活用品市場は、節約志向による買換え需要の低下やPB商品の増加による購入単価の下落により、市場が鈍化している。
その中でメーカーは、利便性や機能性を重視した高付加価値製品の展開による需要喚起、および購入単価の下落抑制をはかっている。