北海道のラーメン地図を塗り替える第4勢力「カレーラーメン」の実力とは?
しかしここではラーメンをあくまでも「ひとつのおかず」として、どんぶりサイズのごはんを注文してガツガツと食べる客が多いというから驚きだ。
男性のみならず女性でも平然とこの組み合わせで注文する客が多いらしい。
吟味されたカレーのスープと相性抜群のめん。
単にカレー味のラーメンではなく、カレーラーメンというひとつのジャンルが確立されている。
店主の小柳富資さんはラーメン職人として、道内のほかの地域には無い室蘭独自の味を生み出そうと、兄弟でカレーラーメンを研究したという。
その結果、この味にたどり着いた。
めんは自家製を使用。
自家製めんを打つのには非常に手間がかかるが、その手間を惜しまなければ製めん会社から既製品を仕入れるよりも割安だ。
そして、その分スープに使用する素材にこだわることができるとのこと。
他店では出合えない味の秘密はその辺りにあるらしい。
室蘭近辺にはカレーラーメンをメニューに入れている店が多く、同じ志を持った店が集まり「室蘭カレーラーメンの会」を結成している。
23の店と製めん会社1社が連携し、北海道ラーメン第4の勢力をさらに拡大すべく、切磋琢磨している。