2012年8月8日 14:12
大手銀行の”平均年間給与”は738万円、地銀・第二地銀とは100万~200万円の差
東京商工リサーチは7日、2012年3月期の国内107銀行を対象とした「国内銀行の平均年間給与」調査の結果を発表した。
同調査は、国内銀行のうち2006年3月期~2012年3月期の有価証券報告書などで、従業員数、平均年間給与、平均年齢が判明した107行を対象にまとめたもの。
平均年間給与は、基本給与+賞与・基準外賃金となる。
それによると、2012年3月期の国内銀行107行の平均年間給与は604万7,000円で、前年の604万9,000円から2,000円減少。
ピークの2007年3月期と比べると42万3,000円減となった。
前年を上回ったのは、大手行が8行中6行、地方銀行が60行中25行、第二地銀が39行中14行の計45行(構成比42.0%)で、前年の52行から7行減少している。
業態別では、大手行が738万3,000円で、前年同期比1万4,000円の増加(構成比1.5%増)。
地方銀行は627万4,000円で、同2万7,000円減(同0.4%減)、第二地銀は542万2,000円で、同9,000円増(同0.1%増)となった。
大手行は4年ぶり、第二地銀は2年連続で増加。
ただし、大手行との平均年間給与差は、地方銀行とは110万9,000円(前年格差96万8,000円)