鉄道トリビア (166) 都営大江戸線、全線地下なのに電車にワイパーがある理由
とくに夏場は電車のエアコンが稼働し、車内の湿気が外に排出される。
トンネルの壁は夏でも冷たいらしいから、そこで結露し、落ちてくるのだろう。
その他にもワイパーが活躍する場面はあるらしい。
洗車機を通過した直後の視界を確保するため、そして地上部分に車両基地があるためだ。
都営大江戸線は車両基地も地下にあるけれど、車両の定期検査は馬込にある浅草線の車両工場で実施する。
ここは地上だ。
また、走行中に小さなホコリや、どこからか紛れ込んだ小さな虫が当たる場合もある。
これらを除去する目的でも、しばしばワイパーを稼働させているようだ。
都営大江戸線の電車にて、運転席の窓ガラスを見るとワイパーが当たる部分は透明で、ワイパーが届かないところはちりなどで汚れていた。
透明なガラスは、雨に当たらなくても少しずつ汚れていくのか。
なんだか教訓じみた感想を持ってしまった……。【拡大画像を含む完全版はこちら】