高速トリビア (17) ETCカードの”未挿入”にご用心! ETCレーンでバーが開閉しない時はどうする!?
平成13年に「ETC(Electronic Toll Collection System :エレクトロニック・トール・コレクション・システム、電子料金収受システム)」の一般利用が開始されて以来、高速道路の料金所で停止することなくノンストップで通過できるETCの普及が進んでいます。
国土交通省が発表している「ETC利用率速報」によると、平成24年6月の月間ETC利用率は87.5%に達しています。
しかし、ETCに対応している料金所において、ETCレーン内で開閉バーが開かずに停止を余儀なくされるケースが発生しています。
主な理由として下記の4つが挙げられます。
ETCカードの未挿入による通信トラブル、ETC未搭載およびカード有効期限切れ車両の誤進入
車両接触による事故
路側機器の故障・点検・工事
路側機器の経年劣化による故障未然防止処置
このうち、1の理由によるケースが最も多く、NEXCO東日本によると約570台に1台の割合で発生しているとのことです(NEXCO東日本管内。
平成23年3月調べ)。
これを防ぐため、料金所の手前に、ETCカード未挿入「お知らせアンテナ」を設置し、カードの挿し忘れや挿し込み不足などをされた車載器があった場合に、車載器を通して音声や信号音によりお知らせします。