くらし情報『高速トリビア (22) 工事の様子もない無人の車線規制は何のため?』

高速トリビア (22) 工事の様子もない無人の車線規制は何のため?

そのため車線規制が長くなることがあります。

NEXCO東日本管内、常磐道の日立南太田ICから北側の区間や、上信越道の碓井軽井沢ICから佐久ICまでの区間など、トンネルが連続している区間では、事故防止などの安全対策として、車線規制をトンネルの外側から、トンネルを出た先まで連続して行う場合があります。

車線規制している区間では、車が通れる車線が物理的に少なくなっているため、一列に並んで走ることになりますが、車線規制が終了すると急に車線変更して追い越しを始める車が出てくるかもしれません。

それがトンネルの中であったり、その先が見えないカーブであれば、重大な事故に繋がりかねません。

そのため、トンネルが連続する区間などでは、実際に工事する区間よりずっと長く車線規制をすることがあります。

道路は傷むものです。

しかも高速道路はハイスピードで多くの車両が通行するのですから、工事は必要ですし、多少の不便も我慢しなければならないでしょう。車線規制の延長も安全確保の対策として妥当なものです。


だからこそ、利用者が車線規制を納得できるよう、積極的な情報の開示やPRが求められているのかもしれません。

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