ルネサス、シャープ…2012年の上場企業”希望・早期退職募集”、1万5000人突破
の5,000人。
以下、日本電気(同)の応募人数2,393人、シャープ(同)の募集人数2,000人、軽自動車の受託生産を行う八千代工業の応募人数771人、液晶パネル製造装置大手のアルバック(同)の募集人数700人と続いた。
募集または応募人数が100人を超えた企業は19社となる。
総募集人数が8月までに1万5,000人を超えた要因として、日本電気やシャープなどの大規模な人員削減が大きく影響していると考えられる。
東京商工リサーチは、「高止まりした円高で価格競争力が低下した電機メーカーなどの深刻な業績不振を浮き彫りにした格好だ。
今後はメーカー下請など中小企業の雇用面への波及が懸念される」と分析している。
業種別で最も多かったのは電気機器の14社で、構成比は28.0%。
次いで、小売5社、機械、金属製品、情報・通信が各4社との順となった。
一方、市場区分では、東証1部が最も多く24社で、構成比は48.0%。
これに東証2部が11社、ジャスダックが7社と続いている。
同社によると、人員削減を計画しながら具体的内容が未公表のため今回の調査に集計されない大手上場メーカーもあるという。