広島県東広島市、実は日本三大酒処のひとつって知ってた?
あることから、これらを巡るコースも設定されている。
「狭い地域の中に酒蔵8つも密集していることが、他の地域にはない大きな特徴です」(石川さん)。
各酒蔵では酒造りの工程を解説したビデオの上映や、酒の試飲を行っている。
「冬の早朝はタイミングがあえば、米を蒸す時に出る蒸気が街中に立ち込めている風景を観ることができます」と石川さん。
東広島市はその立地ゆえ、江戸時代には山陽道の宿場町として栄えた。
ちなみに市内の四日市宿にあった本陣は、藩内最大の規模だったという。
市内にはそうした歴史をしのばせる史跡や古いまち並みなどが残っており、蔵元の周辺でもそうした情緒溢(あふ)れる町並みが楽しめる。
蔵元の方でも、訪れた人たちを迎えるために様々に工夫を凝らしている。
例えば、代々守り伝えてきた仕込み水を飲み比べてもらうために提供している蔵元もある。
また、酒蔵を改装したカフェやショップを設けて、各蔵の酒だけでなく、お酒のグッズやお菓子などを販売しているところも。また、毎年10月には、全国から集められた900を越える日本酒が楽しむことができるイベントが開催される。
その他、各酒蔵が趣向を凝らした出し物を用意する「酒まつり」