三重県の忍者修行の里にある、赤目四十八滝で極上の癒やし体験!
笑顔で頬張りながら、いよいよ滝の待つ敷地内へと入っていく。
滝に近づくにつれて、はっきりと分かるほど空気が澄んでくる。
渓流が岩に当たってしぶきを散らす時、大量のマイナスイオンを発生しているという。
深く呼吸すると、実に気持ちよい。
ふと周囲を見渡すと、中高年のひとり客が滝の近くでぶらぶら散策したり、軽くストレッチ体操したりしている姿が。
彼も筆者たちと同じく、町の騒がしさからちょっと離れて、自然に癒やされにきたのだろうか。
ところで、ここは滝の名前も実に個性的。
赤目四十八滝のうち、比較的大きな5つ滝は「赤目五瀑(あかめごばく)」と呼ばれている。
それぞれの滝は、不動滝(ふどうだき)、干手滝(せんじゅだき)、布曵滝(ぬのびきだき)、荷担滝(にないだき)、琵琶滝と名が付いている。
赤目五瀑以外にも、雨降滝(あめふりだき)や雛段滝(ひなだんだき)、いわくありげな骸骨滝(がいこつだき)、霊蛇滝(れいじゃだき)など、ちょっとオドロオドロしい名前の滝もあるのだ。滝の名前となっている「赤目」の由来は何か?古代の有名な修験道の開祖、役の小角(えんのおづぬ)が滝に向かって修行していると、不動明王が赤い目の牛に乗ってここに現れたという伝説から来ているらしい。