くらし情報『その裏にはソムリエCAの存在あり! ANAのワインはどうやって選んでいるの?』

その裏にはソムリエCAの存在あり! ANAのワインはどうやって選んでいるの?

9月中旬に最終審査であるワインセレクションを行い、高得点を取ったワインが翌年の3月よりサービスされる。

機内ワインに関しては、今年は世界中から約160社・1,950種類ものワインのエントリーがあり、その中から最終審査に進んだのは288種類。そこから28種類に絞られる。また、ラウンジワインは約30社・120種類のエントリーから56種類へ、そして最終的に13種類がラウンジに用意されることになる。

また、ワインの選定方針は機内という環境を加味しながら、各クラス別に設けられている。例えば、澱(おり)が強くならないようにボルドーワインは比較的若めのものにする、また、ファーストクラスでのひとつは、高級ワインを多く産出するボルドーのメドック地区限定で募集する、などということもある。ちなみに、機内のワインはメーカーから日本にまとめて輸出されるのではなく、直接飛行機が各国のワインを受け取っているそうだ。

最終審査であるワインセレクションでは、井上氏とネッド氏は毎年テイスティングを行っているが、それ以外のメンバーは基本的に毎年変わる。
「プロが好む味だけでは、セレクションが単調になることもあるかもしれません。

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