【コブスくんの使えそうな仕事術】送料やサービスを徹底比較! 目的に合った運送会社の選び方
状況は日々変わっているので、宅急便を送る前に、『送料の虎』など、送料検索サービスを利用して、賢く節約していただきたいです」
■荷物を「生み出す」発送をした宅配便が伸びていく
――ネットショップやネットオークションの普及で、宅配便を利用する機会は増えそうな気がするのですが、いわゆるもうかる業界なのでしょうか。
「海外への宅配便は伸びています。送料の虎でも、特に検索回数が伸びているのが、ヨーロッパやアジア向けの荷物です。しかし国内については、実際は既に売り上げに伸び悩んでいる、というのが事実です。
近年は特にネットショッピング事業者からの荷物が市場になっていましたが、サービス強化したヤマト運輸とサービスと価格で勝負した佐川急便による寡占化がさらに進みました。これからは『荷物の奪い合い』ではなく、荷物を『生み出す』発想が求められると思います。例えば、今まで発送できなかった荷物を可能にした、メルアド宅配便は画期的な試みだと思います」
――ということは、これから宅配便業者は減るのでしょうか?
「長期的には減ると思います。多くの運送事業者(宅配便事業者を含む)は、貨物量減少や過度な値下げ競争により疲弊しているからです。