大きめのマグに温かい飲み物を入れて、愛用の毛布にくるまれてゆっくりと過ごす。
長年愛用している毛布は妙に体に馴染み、このまま眠ってしまうのもまた至福のときだろう。
1日の終りにはじんわりと筋肉を伸ばし、体と対話する。
体と心は連動しているもので、体がほぐれると心もほぐれるもの。
今日1日がんばった自分を慈しみ、明日の自分のために整えておく。
ときには、スマホもテレビも消して、ただ静かな時間を過ごしてみる。
窓からはしっとりとした夜風が入り、微かに虫の音が聞こえてくる。
昔から空想が好きだった私は、ひとりの時間を見つけては想像の世界に思いを馳せた。
そこでは私は何にだってなれた。
周りからはずいぶんとボーッとした子どもだと思われていただろうが、さまざまな物語の中でヒロインとなったその時間が、紛れもなく今の自分を作っている。
もしかしたら、ひとりの夜が寂しいと思うかもしれない。人肌恋しくなり、誰でもいいからと他人と過ごし、かえって心が疲れることもあるかもしれない。
そんなときは思い切ってひとりになり、自分を慈しむ時間を作る。
私が愛されたかったのは自分自身。
自分を認め、少しずつ慈しむことができたとき、ひとりが怖くなくなった。
ふと、背筋が伸びて凛としていた彼女を思い出す。
彼女にも、かつては寂しい夜があったのだろうか。
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