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つながりやすさNO.1へ使える携帯電話はつながってナンボ!ソフトバン ク、起死回生の大作戦に挑む

ウーマンエキサイト
■キモはパケット通信接続率──小セル化パケ詰まりの解消


“つながりやすさ率NO.1”は通話だけの話ではないそうだ。
快適なパケット通信を目指し、“パケ詰まり”を解消し、パケット通信でももっともつながりやすい状況を目指したという。




「スマートフォン以前は、携帯電話の役割は電話とメールが中心でした。ところが、スマホ時代になり、データ通信が通信利用の8割を占めるようになっています。




つまり、パケット通信が安定していないが通じないと意味がないということです。でも、データ通信は非常に難しい課題なんです。どういう問題があるのかというと、“パケ詰まり”です。これはどういうことかというと…。




携帯電話のアンテナバーは表示されている。
いわゆるバリ3、バリ5という状況です。でも、ネットになかなかつながらない。同じエリアで通信をする人がたくさんいると、電波の取り合いになり、パケット通信が詰まってしまうのです。




この問題を解決するには、1基地局にぶら下がる同時接続ユーザーを減らすこと。このためにソフトバンクでは小セル化を推し進めました」(孫社長)




小セル化とは、ひとつの基地局あたりのカバーエリア(セル)を狭くする代わりに、密度を高く基地局を配置すること。これにより、ひとつの基地局にアクセスする人数を減らし、パケ詰まりを解消するという狙いがあるのだそう。




「また、ソフトバンクでは、公衆Wi-Fiの基地局を45万局作りました。これはおそらく世界最大ではないでしょうか。
他社と比較しますと、DoCoMoは10万局、auは22万局です。さらに、これは初めて公開する数値ですが、一般ユーザーに、340万台の自宅用ルーターを事実上無償で配りました」(孫社長)





■より快適なデータ通信を目指して──ダブルLTEの開始


そして、ソフトバンクでは、3月21日よりダブルLTEのサービスをスタートした。2012年12月に、ソフトバンクは、イー・モバイルを展開するイー・アクセスを完全子会社化。これにより、両社が持つネットワークが提携されることとなった。





ダブルLTE対応の機種なら、ソフトバンクとイー・モバイル、どちらのLTE電波が受信しやすいかを瞬時に判別して受信することができるシステムだ。




「サービス開始日の今日から一気に電波が広がるわけではありません。まずは詰まりの起こりやすいエリア、たとえば、都市部の駅周辺などからダブルLTEを強化していきます。




利用可能な端末は、iPhone5・iPad mini・iPad Retinaディスプレイモバイル。
ソフトバンクではこの3機種がもっとも契約が増えている端末なので、まずはこの機種からアクセス強化を実施していこうという考えです。もちろん、今後は、これから新しく発売する新機種でもダブルLTEに対応していきます」(孫社長)




スマホを使う上で大切な電波。未来の電波状況はどのように変わるのか、今後も期待大だ。


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