■日本人は水毒になりやすい!? 水分の摂りすぎが害になることを2000年以上も前から警告しているのが、漢方の「水毒」です。余分な水分が排泄されずに溜まっている状態をいいます。水を摂ることは大切ですが、摂りすぎが害になるということも知っておかなければいけません。
また、水の余りを体はどうにか排出しようと働きますから鼻水やむくみなどは水毒の症状と考えられます。胃が冷たかったり、胃からチャプチャプと水の音がしたり、またむくみがひどいと感じる方は水毒の可能性があります。
水分は下半身に溜まりやすいため、それに伴って、下半身にある子宮や卵巣を冷やし、それらの病気になる可能性もでてきます。特に日本は、湿度の高い国です。そのため汗が出にくく、体の余分な水分が排出されにくいため、水毒になりやすいとも言われています。
■余分は水分を排出するための方法溜まった余分な水分を追い出すために、次に挙げることを日常的に心がけ、循環のよい体作りを心掛けてみましょう。
1.必ず毎日お風呂に浸かる。
2.ウォーキングやストレッチなどを行い、日頃から体を動かす。
3.小豆をとる。(茹で小豆を飲んだり、赤飯を食べたり。ただし白砂糖の入ったあんこはNG)
4.白湯や生姜白湯などを日頃から飲む。
5.ごぼう、人参、蓮根などの根菜類を意識してとる。
6.ニラ、ニンニク、玉ねぎ、ネギ、キュウリ、スイカなど利尿作用のある食材をとる。