会社で気持ちよく働けている? 会社で働くのに必要なのはチーム力
1位、2位を占めたのは「メンバー個々人の資質・能力に差がある」(40.0%)、「思考や意欲、行動に関する基準が低く、責任を取りたがらない」(24.5%)で、いずれも「個人」に求める項目で、多くの経営者が、組織力を高めるためにはまず個人ありき、と捉えているようです。「個人」として求められることの多さは実感している人も多いのでは?
ただし、組織力を高めるためには、個人のスキルアップが大切と考える経営者が圧倒的に多い一方、「メンバー同士の信頼感の不足」「チームや組織の『全体成果』に対する関心が低い」は3位と4位に入り、組織力、チーム力の重要性への理解や関心が高いことも認められました。これらは、経営者でなくても、周囲の人と一緒に仕事をするときに感じたことのある人もいるかも。
■「組織運営・人材育成において、経営者として大切にしていることは何ですか」
1,業績成果を達成する
2,経営トップ自らが範を示し行動する
3,全社共通のヴィジョン、目標を呈示し、実行する
4,組織を構成するメンバー同士の価値観を合わせる
5,組織、チームを活性化し強化する
6,自律的、主体的に動く人材を育てる
7,各個人のモチベーション向上を図る
8,組織の風土、雰囲気に常に気を配り常に最適化を図る
9,公平、公正な評価と処遇を行う
10,その他
1位が「経営トップ自らが範を示し行動する」で40.0%。次いで2位「自律的、主体的に動く人材を育てる」(33.5%)、3位「各個人のモチベーション向上を図る」(33.0%)など、「個人」としての人材育成が上位を占めました。
これらの結果を見ると、組織としての機能を高めるためには、まず「個人の力」を最大限に引き延ばすことを大切と考え、次に「チームとして機能する」ことが重要と認識されているようです。
しかし、その育成方法に関しては「社長対一従業員」「上司対部下」といった一対一の関係性を改善する方法に意識が向きがちで、組織における根本的な問題点を把握し、改善することへの対応が充分ではない様子が見受けられました。
こういった背景のために、働く上での悩みが発生していることもあるのかもしれないですね。「個人の力」ではなく、「チームコーチング」を取り入れることによって、「チーム力」を育てることで、業績の向上や改善が見込めると言われています。それによって、より働きやすい環境になることを、一社員としては期待したいところですね。
・日本チームコーチング協会
公式サイト