こんにちは。
「新宿の母二代目、栗原達也(くりはらたつや)」です。
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今回は、“男の相談”について話そうと思う。
さまざまな男性の相談を受けているが、やはり仕事の相談が大半だ。
ただ、仕事内容や給料についてではなく、“人間関係”の悩みが一番多い。
「人とうまくやれない」という人のほとんどは、話ベタであり、人との関わりを真剣に考えすぎている。
まず、会話がニガテだと思うのなら、雑学の引き出しをたくさんもつといい。
新聞や本を読んだり、流行していることを調べたり…。
ふだんから、スポーツ観戦をしたり、ニュース番組をよく観たりするだけでも、話題の幅が全然違ってくるだろう。
ただ、政治関係は、日ごろからかなりの情報をもっているのでない限り、不十分な知識になりやすいから、話題の材料にはしないほうがいいかもしれないな。
そして、私が男たちに言いたいのは、“人生も仕事も、いい加減”が大切だということです。
ここでいう“いい加減”というのは、別に手を抜くことじゃない。
肩の力を抜く。
やることはちゃんとやるけれど、過度に自分を追い込まない、ということだ。
人間というのは3人集まれば派閥ができるし、心理的に人の不幸を喜ぶところがあるんだ。
悲しいかもしれないが、人はそういう面をもった生きもので、だから、イヤな同僚、イヤな上司、イヤなことというのは、世の中に山ほどある。
それに対して真剣に考え抜いても、ストレスがたまってしまうだけなんじゃないかな。
それよりも、「こういうことをされるとイヤな感じがするから、自分はしないでおこう」と学んで、スマイルでかわせるといい。
社会、そして組織においては、周囲との雰囲気を崩さないことがやはり重要だから。
そして、同意できないことに対しても、笑顔で対応できるというのは、本当はすごいことです。
たいていの人は、「イヤだ」と思うことに対して、口には出さなくても、表情や態度に自然と表れてしまうものなんだ。
そうなると、「あの人は…」という目で周囲から見られたり、孤立させられたりしやすい。
たとえ、あなたがどんなにすごい能力をもっていたとしても、それを生かせるだけの仕事を与えてもらえなくなるなど、結局はあなたの「損」につながってしまう。
社会で働くからには、やはり協調性が必要不可欠だと言える。
けれど、もし、「周囲の意見に反しても、どうしてもこれは曲げられない」ということがあるのなら、それを通すのもいいだろう。