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もうすぐやってくる「母の日」。義母へのプレゼント選びは、嫁としての腕の見せ所でもあります。本当によろこんでもらえるものを贈りたいとは思うものの、一体どんなプレゼントが良いのか? 毎年、頭を悩ませているママはきっと多いはず。
そこで今回は、プレゼントを「もらう側」である姑世代の女性たちに、ズバリ本音を聞いてみました。息子や嫁からもらって、本当にうれしいと感じたプレゼントとは?
■やっぱり「息子から」は特別
「お花、鞄、スカーフ、口紅など、毎年、母の日にはかならずプレゼントを贈ってくれる息子夫婦。もちろんどのプレゼントもうれしかったですが、一番印象に残っているのは『息子からの手紙』です。
ある年のプレゼントに、息子の字で2、3行のちょっとした手紙が添えられていました。『体に気をつけて、これからもよろしく』といった簡単な内容でしたが、涙が出るほどうれしかったです」(Aさん/63歳/主婦)
やはり「息子から」というのは特別なのかもしれませんね。
同性ということもあり、義母へのプレゼントを嫁である自分が準備するパターンは多いと思いますが、そこに「息子からのメッセージ」を添えるだけでも、義母へのちょっとしたサプライズとなりそうです。
■女同士でデート!
「母の日のプレゼントとして、嫁がショッピングに誘ってくれたことがあります。2人で待ち合わせをして、お互いの好きなファッションブランドを見てまわり、若い人たちに人気のカフェでランチ。普段、自分だけでは絶対に入らないような若い世代向けの服屋さんを見るのは新鮮で、とても楽しかったです」(Iさん/59歳/主婦)
こういったショッピングは、やはり女同士が楽しいもの。特にIさんの場合は子どもが男性ばかりのため、お嫁さんとのデートが新鮮だったそうです。
想像を巡らせてアレコレとプレゼント選びに頭を悩ませるくらいなら、思い切って2人で出かけてみるもの良いかもしれません。
■プレゼントは「息子と過ごす一日」
「数年前の母の日、息子がふらりと1人で遊びに来ました。どうやら嫁の計らいだったようで、息子は昼前に来て一緒に我が家で昼食をとり、夕食は夫も一緒に親子3人で外食。特別なことは何もしませんでしたが、久々に親子水入らずで過ごした時間は、とても特別な思い出になりました。
もちろん、お嫁さんや孫たちが遊びに来てくれるものうれしいです。でも、こうして『息子』が帰って来てくれるのは、やはり母親にとって幸せなこと。嫁に感謝です」(Cさん/57歳/主婦)
物も良いですが、こんな「時間」のプレゼントも素敵ですね。普段は夫・パパの顔をしている息子が、こうして昔のような「子ども」の顔を見せてくれると、やはり母親としてはうれしいようです。
■その一言がありがたい!
「母の日に旅行券をもらったとき、嫁が『お友だちと一緒にぜひ使って』と言ってくれました。
夫との旅行も良いですが、やはり本音を言えば旅行は女同士が楽しいですからね…。『お父さんと』ではなく『お友だちと』と言ってくれたので、夫に気兼ねすることなく友だちを誘って、楽しむことができました」(Kさん/64歳/主婦)
私も以前、母親に「お父さんと旅行でも行けば?」と言ったことがあるのですが、母は「お父さんと行ってもねえ…」と、あまり乗り気ではない様子でした。
義母の性格や義父との関係性によっては、「お父さんと2人で」が大きなお世話になってしまう場合も。このケースのように、義母の気持ちを汲んだ一言を添えると、プレゼントの価値がグッと高まるかもしれません。
■覚えていてくれたことに感謝
「私が何気なく言った『明るい色のストールがあればね…』という言葉を嫁が覚えていてくれて、『あのとき、持っていないと言っていたので』とプレゼントしてくれたときはうれしかったです。
ストール自体も私の趣味に合っていてうれしかったのですが、何よりもちょっとした一言を覚えていてくれたことに感謝。気配りできる女性が息子の嫁になってくれて、本当に良かったです」(Fさん/58歳/主婦)
本当に義母によろこんでもらえるプレゼントを選ぶためには、日ごろのリサーチも大切ですね。何気ない一言の中に、プレゼント選びのヒントが隠れているかも。
今回、姑世代の女性たちに話を聞いてみて感じたのは、やはり息子や嫁の「気持ち」が何よりのプレゼントだということ。凝った演出や高価なプレゼントをしなくても、ちょっとした言葉やアイデアで日ごろの感謝を伝えることができそうです。