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お部屋の中での温度差が気になる人には『サーキュレーター』がおすすめです。冷房・暖房を問わず、力強い風量でお部屋の隅々まで空気を循環させることができますよ。基本的な使い方と応用テクニックに合わせて、おすすめのサーキュレーターを紹介します!
サーキュレーターと扇風機の違い
クーラーの風をお部屋に行き届かせるためには『サーキュレーター』がおすすめです。『扇風機』と非常に似た形状をしていますが、そもそもの使用目的が異なります。
『サーキュレーター』の特徴をチェックしてみましょう!
使う際の目的が違う
『サーキュレーター』『扇風機』共に、『風を起こす』アイテムであることには違いありませんが、使用用途によって適切に使い分けましょう。
まず、『サーキュレーター』は、『空気を循環させる』ために使用する物です。エアコンを付けていても、お部屋の中で温度のばらつきがあるときに、エアコンの風を遠くに届かせる機能を持つ物が『サーキュレーター』です。
一方、『扇風機』は、『涼しむ』ために使用する物です。エアコンよりも優しい温度で、肌当たりよく涼を取ることができます。『扇風機』は単品使いできることも特長といえるでしょう。
サーキュレーターは1年を通して使える
『サーキュレーター』は、本体そのものだけで温度を調節することはできませんが、エアコンと合わせて使うことで1年中使用できるアイテムです。
形状が扇風機と似ていることから、何となく夏限定の物に感じられるかもしれませんが、冬には暖かい空気を回すことができますよ。
どちらを購入すればよいか分からない人は、以下を参考にしてみましょう!
- サーキュレーター: エアコンの風を部屋全体にしっかりと行き届かせたい場合
- 扇風機: 部分的に涼を取る場合
選ぶ際のポイントをチェック
機能的で使いやすい『サーキュレーター』を選ぶには、いくつかポイントがあります。初めて購入する人でも選びやすい3つのポイントを紹介します。それぞれの項目に当てはめて、ぴったりの1台を購入しましょう。
大切な目的でもある風量
『サーキュレーター』の購入を検討する際に、重要視したい点は
『風量』です。
普段はあまり気にかけることのないポイントですが、『どんなシーンで使用するか』によって適切な『風量』が異なります。
風量・風力を示す表記は
『到達距離』『適用畳数』を参考にしましょう。購入前に使用するお部屋のサイズを測っておくとスムーズですよ。
「とにかく大きい物を選んでおけば間違いない!」と思うかもしれませんが、大きいサイズは消費電力や騒音性が高いケースもあるので、お部屋に合ったサイズを選びましょう!
部屋の広さから選ぶ
『サーキュレーター』は、使用する『お部屋の広さ』もポイントです!
お部屋の広さを示す表記は『適用床面積』です。多くのサーキュレーターには、この表記がありますが、もしも記載されていない場合には『羽の直径サイズ』からも想定することができます。
『羽の直径サイズ』に見合ったお部屋の広さは以下を参考にしましょう。
- 直径18cm:6〜10畳
- 直径25cm:15~20畳
扇風機のように『どこでも使える』というよりは、サーキュレーターは『どこで使うか』を明確にする方が使い勝手がよい物を選べますよ。
お手入れのしやすさもポイント
『サーキュレーター』はほこりが詰まりやすいため、定期的なお手入れが必要になる家電です。
サーキュレーターの『お手入れのしやすさ』の基準は、カバー・羽を『取り外せること』『分解しやすいこと』です。
お手入れ方法は、ほこりを取り払い、除菌ウェットティッシュなどで拭き取るだけですが、こうした手間を省きたい人は『羽なしサーキュレーター』を検討してみましょう。
羽付きの物よりも値段は高くなりますが、お手入れの手間がかからないだけではなく、安全性が高いため赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使えますよ。
静音性で選ぶならどこを確認する?
実際に店頭で『サーキュレーター』を見てみると、「思ったよりも音がうるさいかも…?」と感じる人は少なくありません。
寝室など、なるべく静かに使いたいときには『静音性』をしっかりとチェックしましょう!
AC・DCモーターの違い
数多くの種類がある『サーキュレーター』ですが、大きく2種類に分けることができます。それぞれの種類を主な特徴と共に以下からチェックしてみましょう。
- ACモーター:『交流モーター』低価格で購入できる
- DCモーター:『直流モーター』静音性に長けている
『DCモーター』は、『静音性』に長けながらACモーターよりもパワフルに機能します。その分、値段は少々高くなりますが、消費電力が控えめでバランスが取れているため、人気が高い傾向にあります。
デシベルをチェック
『静音性』を分かりやすくチェックするには、『デシベル(db)』を確認しましょう。
数字が大きくなればなるほど、『音がする』物になります。デシベルと音の大きさは、以下を参考にしてみましょう!
- 20デシベル:時計の秒針が動く音
- 40デシベル:深夜の住宅街・図書館の中
- 60デシベル:通常の会話
一般的なサーキュレーターのデシベルは『40デシベル未満』です。40デシベルを基準とし、実際に店頭でどれくらいの音量かを確かめてみましょう!
口コミもしっかり確認を
手の届きやすい価格帯の『サーキュレーター』ですが、公式ホームページ上に記載されてある情報だけで購入を決めることは、あまりおすすめではありません。
諸々の条件をチェックした後は、最後にしっかりと『口コミ』にも目を通しましょう。
音の感じ方は人それぞれですが、自分と同条件で使用している人のコメントはとても参考になりますよ。
例えば、『寝室』『育児中』『ペットがいる』など、自分の環境に近しい条件の口コミをチェックすることで、より使用シーンを具体的に思い浮かべられるでしょう。
おすすめのサーキュレーターを紹介
『サーキュレーター』を店舗やネットショップで実際に見てみると、あまりの種類の豊富さにどれを選んでよいか悩んでしまいますよね。そんな悩みを持つ人は、まずは人気のサーキュレーターをチェックしてみましょう!
360°首振りDCサーキュレーター
『SUNRIZE』の『360°首振りDCサーキュレーター』は、基本的な性能を網羅し、すっきりとした見た目が魅力的な『サーキュレーター』です。
また、動作の特徴としては『360°回転』であるため、素早く空間全体に風を行き届かせることができますよ。風量がありながらも、DCモーターを搭載しているため『静音』であることもうれしいポイントですね。
口コミ評価も高く、初めての人にも使いやすい1台です!
DCエアーサーキュレーター
『山善』の『DCエアーサーキュレーター』の特長は、『消臭機能』が備わっていることです。
風をまんべんなく循環するサーキュレーターは、お部屋の中に付いたタバコ・ペット臭も取り込んでしまいますが、こちらの商品は、『気になる臭い』を消臭しながら使える優れ物です。
タバコ・ペット臭以外にも『部屋干し』する機会が多い人もおすすめですよ。
創風機 Q
大手家電メーカー『Panasonic』の『創風機Q』は、扇風機にも使える高性能サーキュレーターです。
吸い込んだ風を約7倍の風量にし、空気をパワフルに循環させる1台です。空気の回りが早いため、冷房・暖房共にいつでもお部屋の中を快適な空間に仕上げてくれるでしょう。
また、通常のサーキュレーターにはない『丸型』であることも特徴です。ほかにもLEDが搭載されているなどプラスアルファの機能が盛り込まれていますよ。
サーキュレーターのおすすめな使い方
お部屋の空気を循環させる機能を持つ『サーキュレーター』ですが、効果的に使うにはいくつかポイントがあります。基本的な使い方と、応用テクニックをチェックしていきましょう!
エアコンと併用 冷房編
『サーキュレーター』をエアコンと一緒に使う際、冷房でも暖房でも使い方は同じように思いがちですが、実は冷風・暖風に適した設置方法があります。
まずは、『冷房』から紹介します。冷風の『下にたまる』特徴を生かして、以下の2つの方法を試してみましょう。
- エアコンと向き合うように、サーキュレーターの角度を15°上げて置く
- サーキュレーターの角度は真横のまま、エアコンと逆向きに置く
どちらの方法もまんべんなく冷風を循環させることができるので、設置しやすい方法で試してみましょう。
エアコンと併用 暖房編
夏場に使う印象の強い『サーキュレーター』ですが、暖房にも使用できますよ。
『暖房』の場合、冷風とは異なり暖風は『上にたまる』性質があります。その特性を生かし、以下の2つのように設置しましょう!
- エアコンと向き合うように、サーキュレーターの角度を15°上げて置く
- サーキュレーター角度を45°上げ真上を向かせて置く
このように、サーキュレーターを上手に使うことで設定温度を低くしながらもお部屋の中に暖かい空気を循環させられます。
正しく使用すれば、電気代も安くなるので基本の使い方を覚えておくとよいでしょう!
部屋干しの洗濯物にも効果的
『サーキュレーター』は、『部屋干し』にも効果的なアイテムです。部屋干ししている洗濯物に向かって、サーキュレーターの風をじかに当てることで、洗濯物が乾きやすくなりますよ。
また、部屋干し特有の湿った空気も、風力で吹き飛ばすため、『部屋干し臭』を軽減するうれしい効果もあります!
忙しい会社員の人や子どもの部活動などで部屋干しをする頻度が多い人こそ、積極的に『サーキュレーター』を取り入れてみましょう。
効果的に風を使って快適なお部屋に
『サーキュレーター』は、1年中使える便利なアイテムです。
冷房・暖房共に上手に取り入れることで、お部屋全体に冷風や暖風をしっかりと回し込んでくれますよ。また、部屋干しにも効果的で、1台持っておくと想像以上にいろいろな使い方ができるでしょう。
価格帯はさまざまですが、少々高くともサーキュレーターを使うことで電気代が安くなるケースもあります。
家族構成・間取りに合わせた機能的なサーキュレーターを選びましょう!
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