フランク ミュラーからブランド創業30周年を記念する「トノウ カーベックス 30th」が登場
フランク ミュラーの歴史上でも特別なそのモデルは「インペリアル トゥールビヨン」と「トノウ カーベックス トゥールビヨン ミニッツリピーター」、いずれも1996年の作です。この2作でフランク ミュラーは、トゥールビヨンのケージを、前後3振りずつの剣型でかたどりました。これには動き続ける剣で悪魔を祓い、持ち主を災いから護るという意味が込められており、複雑機構に寓意と物語性を重ねるフランク ミュラーの哲学的な時計造りの真髄を描くものでした。なおかつ「トノウ カーベックス トゥールビヨン ミニッツリピーター」は、トノウ カーベックス トゥールビヨンにミニッツ リピーター作動インジケーターを組み込んだ、画期的なモデルでもありました。これらの記念碑的な時計にたった一度のみ、ダミエ柄が与えられたのです。
30周年記念モデル「トノウ カーベックス 30th」は、その貴重な歴史を掘り起こしました。トゥールビヨンではないその腕時計は、フランク ミュラーにとって重要な “トゥールビヨンとダミエ柄の故事”を読み返す、特別な腕時計です。過去4半世紀にわたって存在しなかった伝説の“ダミエ”が、もう一度蘇ります。