使うことで気づく日用品の魅力。こだわりの一品が見つかる京都の「LADER」【京都の旅】
取り扱う一つひとつのアイテムには、実際に使用した感想を綴ったコメントが添えられている。「きれいだけどデザインの個性が強くないものを選んでいるので、一見すると何がいいのか分かりづらいと思うんですよね。なので、何故そのアイテムをセレクトしたのか、何がどういいのかを言葉にしないと伝わらないんじゃないかと思って付けました。」と店主の橋本さん。コメントを読んでいると、生活に馴染むことで生まれるアイテムの魅力が伝わってくる。
さらに、店内の奥にはテストシンクも設けられ、一部の商品を実際に手に取って使用感を確かめることができる。
「いいカトラリーってなんだろう? 」という疑問を抱き、さまざまなカトラリーを手に取ってリサーチしていた際に、スプーンの口当たりを実際に確かめたくなったという。「食べ物には試食があって、服には試着があるのに、どうして道具には試用がないんだろう? 」という思いから、購入前に気になる点をクリアにできるようにと設置された。実際に使用することで、見た目だけでは分からない使用感や自分との相性に気づかされる。
新しい道具を手に入れる楽しみだけではない、使用する楽しみまでも想像させるアイテムの数々。