【ルック】プラダが2023年秋冬メンズファッションショーを開催
©PRADA
AMO が手掛けたプラダ財団の Deposito のショースペースは、建物のコンクリートの壁が露出しています。むき出しで手つかずのパノラマの中で大きさが再構築され、根底から様変わりします。天井がゆっくりと上昇し、親密な空間から壮大な空間へと変化します。スケールが変わることで、その中にあるウエアに対する私たちの視点も変わるのです。このプロセスは、長く伸びたり短く切り詰められたりしているウエアそのものと呼応しています。ミニマルな表現を通じて、意味やアイデンティティの再構築を示しています。
「私たちは常に現実について語り合い、デザイナーとして、何が起きているのか、どのような問題や困難があるのかを強く意識しています。今、世界は複雑な局面にあり、私たちはそれに呼応しています。
私たちができる最も誠実なことは、今、人々に役立つものを作ること。つまりウエアを通して現実と向き合い、私たちの現実という考え方をまとめることです。私たちは、重要で意味のあるファッションを作りたい。それこそが今日のファッションの価値なのです。」
Quotes by MIUCCIA PRADA
「今回のコレクションが示しているのは原型となるウエアであり、一目瞭然のものを取り上げつつ、シルエットやカットで変化させ、そのフォルムによる表現を変容させています。