彫刻の森美術館のピカソ館が全面リニューアルオープン
《猫のいる静物》10月23日−11月1日 油彩、キャンヴァス
©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)
7月27日から2021年3月頃まで開催するテーマ展示「ピカソの挑戦〜かたちの変貌〜」では、ピカソ作品103点、ピカソポートレート写真20点、パブロ・ガルガリョによるピカソの肖像1点の計124点を展示。
「ピカソの挑戦」と題した展示室1では、油絵具で描いた絵をもとにして、ジェマイユ(ステンドグラス)やタピスリー(織物)などの素材に変えることで新しい魅力を作り出すなど、様々に変化したピカソの画風を作品を通して紹介する。展示室2は「さて、またやってみよう!」がテーマ。65歳をすぎてから陶芸に興味を持ったピカソの、ユーモアと子供に帰ったような感性が満ちた皿や、花びん、壺などの作品を中心に展示。展示室3は「かたちの変貌」として、ピカソがブロンズや金、銀などの金属を使ってイメージをかたちにした作品を展示。1枚の原版に様々な修正を加えながらイメージを変形させていく過程そのものが重要であった版画作品も紹介する。
新しくなった展示室で、ピカソ・コレクションの数々を堪能してみては。