くらし情報『【寛斎meets若手デザイナーinニッポニスタ】世界で勝つためには明確な戦略が必要--2/3』

【寛斎meets若手デザイナーinニッポニスタ】世界で勝つためには明確な戦略が必要--2/3

「メゾン・デ・ペルル」のクチュールのビーズ刺繍の手仕事をデモンストレーションで披露した小林モー子に「毎日どれくらい作業するの?」「これだけで生活はできるの?」とユーザーと同じ目線での質問も、同氏らしい。螺鈿の細工まで内製する履き物の老舗、祇園ない藤が哺乳ビンの素材から開発したというサンダルのトングの話に感心し、ロボガレージのビジネスモデルに感嘆する。オープニングパーティーでニューヨークのファンと次々に写真を撮影していた姿とはまた違った側面の氏の好奇心が次々と言葉でキャッチボールされる。それは年齢を超えて、デザイナー、プロデューサーという役割を超えて、今回の参加メンバーの誰よりもパワフルだ。

今回のニッポニスタの一つの企画の柱は、女性バイヤーの自主企画で運営を行うことにあった。彼女達がニューヨークという場所で「クールジャパン」というテーマのもと、日本の若手クリエーターのビジネスマッチングをプロデュースすることが大きな目的だった。今回、ニッポニスタを企画したアシスタントバイヤーが寛斎氏に聞いた。

----普段私達は海外のブランドを手掛けていますが、日本のファッションにもこんな素晴らしい技術や商品があるということが海外に知られていない。

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