グッチの美術館、現代アート界が最注目する3名の女性アーティストの作品展示
90年代半ばに活動を開始し、くぎや金槌などをそのまま素材として表現に使用し、男性上位主義と資本主義への激しい拒絶を表す作品を創作。その過激さゆえ表舞台から遠ざかっていたが、90年代後半より再び脚光を浴び始め、現在では20世紀後半の美術史におけるキーパーソンと見なされている。1999年逝去。
ポーランド出身のアリーナ・シャポシニコフは、1926年生まれ。62年ベネチア・ビエンナーレに出品し、その後パリで個展を開催。魅力的な体、苦しむ体、病気に蝕まれている体など、様々な状態にある「体」をテーマとしたスケッチや彫刻を製作した。1973年逝去。
会場であるグッチ ミュゼオは、イタリアを代表するブランド「グッチ」の創立90周年を記念して、その長い歴史を振り返ることができる美術館として、11年9月にオープンした。
【展覧会情報】
Femminilita Radicale
ピノー・コレクションから、リー・ロザーノ、アリーナ・シャポシニコフ、エヴリン・アクセル
会期:2014年2月21日から9月7日、無休
時間:10:00から20:00
会場:Gucci Museo
住所:10, Piazza della Signoria, Florence
会場では、GUCCI MUSEOの内装に残るレリーフがアリーナ・シャポシニコフの作品にマッチング
物体における男性的な世界の平凡さを抽象的・直接的に表現したリー・ロザーノの作品
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