1880年代のコルセット 京都服飾文化研究財団所蔵 畠山崇撮影
ワコールが、阪急うめだ本店で「時代に磨かれる『からだ美』」展を5月31日から6月5日まで開催する。
本展では、公益財団法人京都服飾文化研究財団(The Kyoto Costume Institute)(以下、KCI)が収蔵する18世紀から現在までの西洋の下着コレクションと、60年以上にわたり日本における女性の「からだ美」を追求し続けているワコールの貴重な所蔵品を一堂に集め、下着文化の変遷、時代と下着の密接なつながりを紐解いていく。
会場は四つのセクションから構成。「Beauty history(18世紀から20世紀前半:西洋)」セクションでは、コルセットを始めとするKCI所蔵の下着を展示。「Beauty history(1945年から現代:日本)」では、日本社会の下着文化の変遷という観点から、ワコールがこれまで世に送り出してきた数々のヒット商品「タミーガードル」「フロントホックブラ」や当時のテレビCM、ポスターを展示する。「Beauty forever(Science & Craftsmanship)」では、初期のワコールブラジャーを縫い上げてきた「サーキュラーミシン」