体から顔、髪や歯磨きにも。創業186年のマルセイユ石けん「ランパル ラトゥール」【INTERVIEW】
も取得。当時87歳で後継者を探していた5代目のランパル氏と出会い、その石けんの魅力にまたたくまに引かれ、オーナーとなることを決めた。
氏を最も引きつけたのは、その製造工程から生まれる質の高さだった。「“BIO”オーガニック オーバルソープやラフィネ ラウンドソープは、(石けんの原料を)固めて、削って水分を飛ばし、固めて、削って水分を飛ばし…という工程を6回繰り返すことで純粋な成分を圧縮して出来上がった超高級品。この固めて削ってという作業を3回繰り返した製品でも高級品とされているのに、それを6回も行うことで密度を高くしたこの石けんは、より長く持ちますし、最後まで形が崩れません。また、最後の1滴まで香りもしっかり残ります」。
その原材料にもこだわりがある。「“オーガニック”と謳っている製品は世の中にたくさんありますが、楕円形が目印の「”BIO”オーガニック オーバルソープ」は、エコサート認証を受けた製品。
エコサートという第3の認証機関がテストをして条件をクリアした製品にのみ与えられるもので、100%天然香料、100%植物オイルを使っており、化学香料、動物性オイル、パラベン、防腐剤は一切使っていません」