アルマーニが注目する次世代デザイナー、クリスチャン・ペリザーリ
今シーズンは、フォークとコンテンポラリーが共存するラテンカルチャーから着想を得て、ホワイト、ブラック、ブルーをベースに鮮やかなイエロー、ピンクをミックス。コレクションを製作する際、「デザインよりまず先に徹底した素材リサーチから行う」という。
今回ウィメンズコレクションでキーとなるのが、シルクオーガンジーに牡丹花がダイナミックに浮かび上がる3Dジャカードのドレスだ。同素材は彼が新考案したもので、フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)の絵画がモチーフとなっている。
その他、アイコンアイテムであるビスコースやシルクジョーゼットのトップスとジャカードスカートを繋ぎ合わせたドレス、立体的な花の刺繍を施したパンツにスカート、ドレスなどエレガントなものから、ストライプのクラシックなイタリアンシャツにショートパンツを組み合わせたマスキュリンなルックまで提案。メンズではボルドーカラーを中心に、ボタニカル柄や、刺繍が施されたシャツ、ブロンズなどのラメ糸をふんだんに用いたジャケットなどポップかつ仕立てにこだわったコレクションを展開し、現代的なコレクションを製作している。若手では珍しくメンズ・ウィメンズ両コレクションを発表しているが、「自分にとってメンズウエアを作り続けることはとても重要だが、市場はやはりウィメンズの方が大きい。