チョコの祭典「サロン・デュ・ショコラ」開幕目前!注目の新潮流「Bean to Bar」とは?
事実、昨今では、カカオの殻を剥くところから体験できる「Bean to Bar」体験会なども人気が高い。これにあやかり、三枝俊介がグランシェフを務める「ショコラティエ パレ オ ドール」では、原料となるカカオから、段階ごとに形を変えていく、タブレット、ショコラショー、ボンボンショコラまでがセットになった商品も開発したというのだから、消費者の「Bean to Bar」への関心のほどがうかがえる。また、三枝は昨年、日本では初とも言える大規模な「Bean to Bar」工房を開設したことでも知られる。ショコラが秘めた様々な可能性や素材とのマリアージュ、新発想のショコラづくりに情熱を燃やしてきた三枝シェフならではの試みといえよう。ちなみに三枝シェフによると、一般的なチョコレート菓子が1種類の豆から作られることはあまりないという。そのため、さまざまな国で収穫される豆の個性そのものを楽しめるという意味においても、「Bean to Bar」は価値が高いのだ。まもなく開催される「サロン・デュ・ショコラ」でももちろん、「ショコラティエパレオドール」のチョコレートを楽しむことができる。キューバ産の豆を使ったアルチザンタブレット(800円)