2024年3月6日 03:40
リック・オウエンス 2024-25年秋冬ウィメンズコレクション、故郷ポータービルとSF世界への追憶
繊細なスパンコール生地をチューブ状に巻いて構築したアートピースのようなドレスも目を引いた。
立体的に膨らんだパーツが肩をすっぽりと覆うダウンブルゾンは、キルティングによって有機的な造形に。イエローやボルドー、グレーなど温かみのある色をまとい、斬新な形ながらどこか親しみを覚えるような佇まいに仕上げている。繰り返し登場する厚底ブーツは、中綿やレザープリーツによって膨張。身体にフィットしたタイトなニットウェアに組み合わせることで、より一層存在感を放っていた。
風合い豊かな素材
特殊な加工を施した素材使いにも注目だ。デニムにワックスのコーティングを幾重にも施し、洗いをかけて表面を風化させたレザーライクな質感のトップスや、ふんわりと起毛させたシルクとアルパカの混紡素材を用いたロングコート、ストールなど、リュクスな風合いのアイテムが展開されている。また、なだらかに身体に添うジャケットやスカートには、廃棄された自転車のタイヤゴムが用いられている。
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