チョノ 2024-25年秋冬コレクション - 私の“至高のスタンダード”
また、タフタや二重織の生地には、オスカー・ワイルドによる短編小説「幸福な王子」に着想を得た宝石とツバメのモチーフをあしらって、遊びごころを加えた。エレガントなドレス、あるいはパディングのボリューミーなマフラーといったラグジュアリーを基盤にしているから、可愛すぎることはなく、程よくチャーミングな女性像も滲ませている。
クラシックがもつ魅力の探求
思い切りヴィンテージ、あるいはクラシックに振り切ってみるのはどうか。モノトーンのコントラストを意識したワンピースは、スカラ刺繍のカフやパールによって、そのムードを醸し出す。チュールでもパニエでもなく、スカートにレイヤリングされたフェザー調のジャカードは、新鮮な提案のひとつだろう。
マニッシュなスタイルへの挑戦
マニッシュなスタイルへの探求も忘れることなく、リラックスなシルエットのダブルジャケットとセンタープレスが効いたワイドパンツのスタイルも展開。使用した凹凸感のある星のトッド柄のファブリックからは、ほんのり愛嬌も感じられた。また、繊細で透け感のあるシアージャガードを用いたフェミニンなセットアップは、襟を立てたジャカードによって“かっこよさ”がプラスされている。
アトモス ピンク「セサミストリート」ウェア、“パペット風”ニットカーディガンやエルモのスウェット