タオ 2025年春夏コレクション - 「ムーミン」の作者、トーベ・ヤンソンの冒険心を着想源に
異素材を重ねて、躍動感を
また柄同士は、"重ねる"ことで新たな表情を見せている。水彩画のキャンバスをそのまま落とし込んだかのような、色彩豊かな花柄のスカートがその一例。同柄のオーガンザ素材を軽やかにレイヤードすることで、プリントが浮き出て、踊るような躍動感を伴っている。
コレクションを締める「ブラック」
ピンクやパープル、ブルーといった鮮烈なカラーが躍動する一方で、それらを引き締める「ブラック」のピースが随所に用いられていたのも印象的だ。生地のドレープに沿って大胆なリボンを配したブラウスや、ギャザーが流れるブルゾン、身体を覆うベールのようなシアー素材のトレンチコートは、黒が持つシックな性格を強調しつつ、その生き生きとしたフォルムによってコレクションにリズムをもたらしていた。
パトリックとのコラボレーションシューズ
最後に目を向けたいのは足元。前シーズンに続き、パトリック(PATRICK)とコラボレーションしたスニーカーが登場した。定番のランニングシューズをベースに、厚底へとアレンジを加え、春夏の陽気を感じさせる草花柄の刺繍テープを配した。
コンバースの軽量ハイカットスニーカー「オールスター ライト」に厚底仕様、モノトーンやオールホワイトで