マーク ジェイコブス 17年春夏ウィメンズコレクション - 時代と国境の交錯の末、完成した女性像
ゴシック的要素だけでなく今回はオリエンタルなムードも取り入れたようだ。いちょうの葉が舞うワンピース、チャイナドレスを模したワンピースもそう。ディテールにおいても、帯のようなウエストベルト、着物のような重ねが取り入れられている。
また、アーティストのジュリー・バーホーベンのポップなグラフィックイラストがさらなるアクセントとなった。彼女の描くキャラクターたちが、パッチワークや刺繍となって幾度となく登場している。ヘアドライヤー、電気コンセント、城、カエル、虹色の歯……。そのモダンな図像は、バックパックやメッセンジャーバッグとしても提案され、ランウェイの序盤に披露したものとは異なる新たな“フェミニン”を確立させた。
アトリエ ミハラヤスヒロ直営店限定レザーシューズ、“炙り出し加工”を施した革靴&サイドゴアブーツ