火の粉吹き上がる大迫力の“手筒花火”を鑑賞、ららぽーと豊洲で一夜限りのイベント開催
東京都江東区の「アーバンドックららぽーと豊洲」では、豊橋発祥の手筒花火の鑑賞イベント「お江戸の夜は手筒花火でええじゃないか!in豊洲」を、2017年7月15日(土)に開催する。
手筒花火とは?
竹筒に火薬を詰めた花火を人が抱えて揚げ、10m以上の炎を吹き上げる手筒花火。この手筒花火の発祥は豊橋市の吉田神社であると言われており、450年以上の歴史がある。本来は祭礼時に神前で奉納されるもので、豊橋市内では多くの地域で年間4,000人以上が手筒花火を揚げているという。
手筒花火は「自分の手筒は自分で作る」という昔からの風習に習い、揚げ手が約1か月を費やして自らの手筒を制作する。竹林へ手筒花火に適した竹を取りに行くところから、竹の節を取り除く「節抜き」、噴出口を作る「鏡入れ」、筒に荒縄を巻く「繩巻」、そして火薬を詰める「手筒込み」まで、すべての工程を自分の手で仕上げていく。
観る人々の心を魅了する、わずか30秒間の燃焼
夜空をめがけて舞い上がる火柱の高さは10メートル以上にも及び、豪快な火柱が一瞬で夜空を彩る。手筒から吹き上がった火柱が火の粉となって滝のように流れ落ち、花火の揚げ手に降り注く様はまさに大迫力だ。