食品メーカーが教える包丁の切り方 覚えておくべき10選に「勉強になる」「助かります」
料理に合わせて切り方を変えるのがおすすめ
食材の切り方を変えると、食感が変わります。火の通り方や味の染み込み方も変わるため、同じ食材も違った味わいで楽しめるでしょう。だからこそ、料理に合った切り方を取り入れるのがおすすめです。
例えばそぎ切りは、肉や魚、ハクサイの芯など厚みのある食材にぴったり。
包丁を入れることで厚みを均一に仕上げられるため、火の通り方を調整できます。乱切りや輪切り、半月切りにいちょう切りは、煮物用の根菜におすすめです。ダイコンやニンジンなど、食べ応えを重視するなら乱切りや半月切りが、火の通りやすさを重視するならいちょう切りがよいでしょう。
くし形切りはトマトやリンゴを華やかに仕上げてくれますし、千切りは生キャベツを食べやすくしてくれます。
食卓の雰囲気や食材の特徴に合わせて、ぴったりな切り方を選択してみてください。
包丁の使い方は「押す」「引く」が基本
さまざまな形への切り方がありますが、包丁で食材を切る時は、奥に向かって刃を動かす「押し切り」と、手前に向かって刃を動かす「引き切り」が基本です。
押し切りは力が伝わりやすいので、野菜や硬さのあるお肉などを切るのに適しています。