埼玉県は東京都の2倍過酷!?意外すぎる「警察官1人あたり人数」
小数点第3位以下は切り捨て。
ランキングは、平成30年1月1日現在の都道府県の人口を警察官定員で割った数値。警察官1人がカバーする人口を算出した。警察官1人がカバーする人口は、少ないほうがしっかり捜査できるので、警察力は高くなるだろう。1位の東京は、警察官1人がカバーするのは313人で手厚い。元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平さんは次のように話す。
「警視庁は都民ばかりでなく皇居、国会議事堂もあり、国を守る仕事も含まれるため、警察官の人数が多いのです」(小川さん)
しかし、この数値はあくまで24時間、警察官全員が勤務した場合。
「警察官の定員は警察署長や機動隊員も含めた数です。
さらに交番勤務は3交代なので、実際に交番勤務の警察官がカバーする人数は、数倍になる」(小川さん)
人員不足が浮き彫りになったのは埼玉県。警察1人当たり、東京の倍以上である638人もカバーしなければならないのだ。
「埼玉県は大都市圏で犯罪も多いし、面積も広い。人口も急激にふえています。しかし埼玉は、検挙率はワースト2位であるものの、人口1人当たりの人員が2倍いる東京と比べて事件検挙率が2%しか変わりません」