秋口に家に押し寄せるゴキブリ…新聞受けも“侵入口”に
(町内在住の主婦)
「ゴキブリキャップ」を製造する「タニサケ」(本社は池田町)でゴキブリの生態を研究している蛯江正和さんは、“ゴキブリ0”を目指す心得についてこう語る。
「まずは家の中にいるゴキブリを駆除することが最優先。冷蔵庫の裏や家具の隙間、押入れに入れっぱなしにしている段ボール箱や古紙の束は、ゴキブリが巣を作るのに格好の的です。段ボール箱は早いうちに処理し、その周辺に毒エサタイプの駆除剤を置いたり、殺虫成分が室内に行きわたる燻煙剤で駆除するのがよいでしょう」
しかし、家の中にすんでいるのを駆除しただけでは安心できないのがゴキブリの恐ろしさだ。
「秋口になり外気温が下がってくると、寒さが苦手なゴキブリは暖かい屋内に入ってきます。そのとき、家のわずかな隙間からも侵入してしまうのです。とくにキッチンや洗面所の下の排水管の隙間は対策していない人が多いでしょう。パテやガムテープでしっかりとふさいでください。
エアコンの排水ホースは防虫キャップでふさぐか、できれば地面から遠ざけることです。玄関ドアの新聞受けもゴキブリからすれば“侵入口”。チラシが挟まったままにせず、常に閉じておくように」(蛯江さん)