2020年9月6日 15:50
【ポップな心霊論】「ソーシャルディスタンスのはずなのに…」
(イラスト:マユボンヌ)
その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ホンマでっか!?TV』などへの出演も話題になり、この夏初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)も発売。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【久しぶりの劇場で見た幽霊たち】
コロナの影響で、しばらく劇場での公演が中止になっていたのですが、最近、少しずつ再開し始めました。ただ、ソーシャルディスタンスを保つために、客席は隣の人と2席空けたり、前から3列くらいまではお客さんを入れないようにしたりしています。
僕も先日、神保町花月で出番があって、久しぶりに舞台に立ちました。すると、客席は超満員。一瞬、「あれ?ソーシャルディスタンスは?」と思ったんですが、本来なら空いているはずの席に座っていたのは、やっぱり死んでいる人でした。
ただ、よく見ると、前の3列はちゃんと空いているんですよね。
幽霊も、舞台からの飛沫を気にしてるのかなって、ちょっと笑ってしまいました。